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--- 冲方丁 ---



ストーム・ブリング・ワールド〈1〉星の降る都市―カルドセプト創伝  ★★★★
 ストーム・ブリング・ワールド〈1〉星の降る都市―カルドセプト創伝

 著者: 冲方 丁

 ISBN: 4840107408
 発売年月: 2003/03
 本体価格:¥ 609

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ストーム・ブリング・ワールド〈2〉星を輝かせる者―カルドセプト創伝  ★★★★
 ストーム・ブリング・ワールド〈2〉星を輝かせる者―カルドセプト創伝

 著者: 冲方 丁

 ISBN: 4840107564
 発売年月: 2003/04
 本体価格:¥ 609

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
「セプター候補生」が集う神殿で勉強をしている勝気な少女・アーティ。 その神殿に猫をつれた少年・リュロンが転校してきた。 彼はアティーを守るという密命を受けてやってたのだが、それを明かせない彼は、アーティになついて行動しているようにしか見えない。
しかし王宮の騎士団がやってきてから事態は動き出す。 騎士団たちは土地の「属性」を変え、住民に被害を出し始めた。 アティーを守ろうとして戦うリュロンだが、敵の陰謀によって汚名をきせられ、処刑されることになってしまう…。

感想
カード&ボードゲームの小説話です。
カードからモンスターのような存在を召還する「セプター」。 カードの特性や、土地の属性などで戦いを有利に進めることができるという世界観です。 
話としては、世界の転覆(?)をねらう集団が、騎士団に化けて神殿にいるアーティを狙い、 それをリュロンが守る、というものです。

上下巻ではありませんが、二冊で第一部という区切りになるので、あわせて評価します。
前半は世界観の説明や、神殿でのアーティとリュロンの生活の話です。 正体をかくしているリュロンの行動は、面白い話になっています。 後半は、カードを使ったバトルです。 神殿の学生たちも協力します。 このあたりは興奮&感動する話です。

「アティーを守るために、後ろをついて歩くリュロン」などは面白いです。 本当は強いセプターなのに、アティーにしかられてばかりです。 戦いになると、かっこよくなるのでギャップがあり、さらに面白く感じました。  リュロンとアーティは2人ともが主人公扱いで、かなり好感のもてる性格になっています。
ゲームをやっていないために、 カードの特性や、属性の話が完全にはわからないのですが、 簡単には説明があるので、戦いの臨場感はそれなりに伝わってきます。

一部理解できないものの、世界観とキャラクターのレベルは高いと思います。
かなり読みやすくハッピーエンドです。 ただ、神殿での話が終わっただけで、謎は残っています。 続きがでてほしいです。
私の評価は、「高めの評価」です。








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