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--- 高畑京一郎 ---



タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉  ★★★★★
 タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉

 著者: 高畑 京一郎

 ISBN: 4073055801(4840205582)
 発売年月: 1996/12
 本体価格:¥ 509

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

タイム・リープ―あしたはきのう (下)  ★★★★★
 タイム・リープ―あしたはきのう (下)

 著者: 高畑 京一郎

 ISBN: 4073055968( 4840205590)
 発売年月: 1996/12
 本体価格:¥ 509

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
高校2年生の少女・鹿島翔香。 ある日、彼女は一日分の記憶が無いことに気が付く。 
不安になる翔香。 そして、 その日の日記には自分の筆跡で見に覚えの無い文章が書かれていた。 『あなたは今、混乱している。 だけど、あなたが相談していいのは若松君だけよ』。 そして事件が続く。
助けを求められた若松は、突拍子の無い話に最初は信用しなかった。 しかし未来を言い当てた翔香を興味を持ち始める。
そして彼が導き出した答えは『タイム・リープ』。 時間の流れを外れてしまった翔香はいったい”いつ”に行ってしまうのか…。

感想
タイムスリップに近い設定の話です。 上下2冊で一つの話です。
何度も時間移動してしまう鹿島と、別の時間にいながらも問題を解いていく若松。

作品のレベルが最高に高いです。
文句をつける所が全然ないです。 最初は記憶が無いことに気づくだけなのに、綺麗に話が進み、時間移動の話になります。
数日単位で何度も時間移動することになるのですが、これも無駄が無く、すごく話がうまいです。
鹿島が若松に信頼してもらう話や、若松が問題を解いて行く話がメインで面白いのですが、それだけではなく最後に盛り上がるシーンもあります。
最終的に、時間移動のきっかけになった『時』にもどり、時間移動を利用した問題解決シーンもあります。 
さらに 鹿島と若松の恋愛話もあり面白いです。 これも時間移動を利用した面白い話があります。
何度も読みましたが、何度読んでも面白いです。 すごく話の作りがうまいです。 あらすじ説明で書いた『日記』でも分かると思いますが、時間移動がうまく使われています。

2000冊ぐらい読んだライトノベルのなかでも最高レベルだと思います。 ドラマなどになっているのは見ていませんが、少なくとも小説は強くおススメです。
私の評価は、「最高の評価」です。



ダブル・キャスト〈上〉  ★★★★★
 ダブル・キャスト〈上〉

 著者: 高畑 京一郎

 ISBN: 4840214158
 発売年月: 2000/02
 本体価格:¥ 599

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

ダブル・キャスト〈下〉  ★★★★★
 ダブル・キャスト〈下〉

 著者: 高畑 京一郎

 ISBN: 4840214166
 発売年月: 2000/02
 本体価格:¥ 578

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
川崎涼介はビルの屋上から転落し意識を失った。 見知らぬ家で目がさめた彼は自宅へ向かうのだが、そこで見たのは自分の葬式だった。
浦和涼介は帰宅途中に屋上から見知らぬ男の転落事故に遭遇した。 それから彼は不可解な記憶喪失が始まるようになった。
川崎亜季は、兄である川崎涼介をなくした後、自分が川崎涼介だとなのる少年が現れたことにはじめは怒りを感じていたのだが…。

感想
上下巻で、一つのストーリーなので、あわせての評価となります。 
殺された川崎涼介が浦和涼介に乗り移るお話です。 1つの体を2人で使うことになるのですが、2人は自由に入れ替わることはできません。 また、相手がどんな行動をしなのかを知ることはできません。
川崎涼介は、体の持ち主である浦和涼介には嘘をついて、自分を殺した殺人犯を探し出すために行動を始めるのですが、消滅してしまうタイムリミットが近づいてからは、浦和涼介の力を借りることになります。 喧嘩好きの走り屋・川崎涼介 と 優等生・浦和涼介の話です。

一つの体を共有する2人は、相手のことを知ることができないため、直接会ったり、会話をしたりすることは一度もありあません。 しかし事件の中で2人が最高のパートナーとなります。
最初から最後まで面白かったです。「体を共有したことに戸惑い、理解するまでの話」、「殺人犯を探す話」、「二人が入れ替わりながら調査し、戦いをやる話」どれもが面白かったです。
特に、川崎涼介がギリギリまで追い詰められ、浦和涼介が川崎涼介のために行動したことろは感動します。 ギャグや恋愛要素はありませんが、ライトノベルでも少ないほどの熱い作品だと思います。 
後半で川崎涼介が自分を殺した犯人に出し抜かれ、”本当にギリギリ”まで追い詰められます。 そこで浦和涼介が行う手助けがすごいと思いました。


本文中にイラストが無いようですが…。 この作品では必要ないということかな?
結末もよかったです。 ライトノベルはこうでなくてはいけないと思います。 男同士の友情(?)を描いた熱い作品です。
私の評価は、「かなり高い評価」です。








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