TOPに戻る

--- 清水文化 ---



魔神を呼び出すドジ妖精―ラジカルあんてぃーく  ★★★
 魔神を呼び出すドジ妖精―ラジカルあんてぃーく

 著者: 清水 文化

 ISBN: 4829129433
 発売年月: 2000/01
 本体価格:¥ 546

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
みならい導師の大学生・雪兎に新しい依頼が入ってきた。
「皿に封じられている女神を助けて欲しいとさ」
そこに皿を狙った集団が現れて…。

感想
普通の現代の話ですが、精霊・妖精・導師・魔女などがでてきます。
世間話をしつつ、皿をかけた戦い話があります。

世界観は面白いです。 導師というのは興味あります。
ただ、小技がメインで戦闘人数が多いので、印象に残るような場面がありません。 召喚術を使って出てきた精霊の特徴を細かく描写したのに、全然役にたたなかったりします。 もうちょっと話をしぼって欲しかったです。
全体的にも、『霊視めがね』『憑依霊』など、日常会話が長く、のんびりとした話です。 依頼の場所まで行くまでにも、余談話があり、 到着してからも骨董品の余談話があり、 実際に依頼の皿を見せられてからも、周りが別の話で騒がしくなり、 ストーリーが一気に進展することはありません。
結論を言うと、世界観は悪くないのですが、メインの話が遅すぎて、大きな見せ場が足りなかったせいか、盛り上がりに欠ける話になりました
最終的に、皿の封印を解く実験や、皿を奪う敵との戦いを何度か繰り返した後、 封印を解く方法を見つけます。

盛り上がる場面がなかったのですが、主人公は知的で期待できる雰囲気です。
私の評価は、「平均より少し上」です。



森の女神とドジ妖精―ラジカルあんてぃーく〈2〉  ★★★
 森の女神とドジ妖精―ラジカルあんてぃーく〈2〉

 著者: 清水 文化

 ISBN: 4829129794
 発売年月: 2000/07
 本体価格:¥ 546

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
「山を守るように」
知恵の女神が見習い導師の大学生・雪兎に依頼をしてきた。
いつものメンバー全員で山にやってきたのだが、そこに現れる妖怪は雪兎でも見えず、攻撃もできない。
前回の騒動で出合った魔女・カーリンさんや青幻も現れて…。

感想
シリーズ第2巻です。 2つの事件が混ざっています。
山の自然を壊そうとする青幻との戦いを頼まれたのですが、 その山に出現する妖怪にも襲われて、その妖怪の調査もすることになります。

山と妖怪に関する余談話が多い作品です。 さらに骨董品の話や、幼馴染の女の子が発作になり、薬草を探して山を走り回る話など、 ずっと山の中で話を展開しています。
のんびりと散漫な話なのですが、主な登場人物が1巻と変わらないので、全員の立場が理解でき、前巻と比べれば読みやすく感じます。
しかし戦いになると、相変わらず多くの魔物がでてきて、その魔物がそれぞれ自分勝手な行動をはじめるため、整理するのに頭を使う状況になりました。 登場人物が多くて小技しかない戦い話は読むのが辛いと思います。

ハッピーエンドかな? とりあえず一つの事件が終わったという形です。
1巻に続き、戦闘が盛り上がらないのが気になります。
私の評価は、「平均レベルくらい」です。



ローマ金貨とドジ妖精―ラジカルあんてぃーく〈3〉  ★★★
 ローマ金貨とドジ妖精―ラジカルあんてぃーく〈3〉

 著者: 清水 文化

 ISBN: 482911343X
 発売年月: 2001/05
 本体価格:¥ 546

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
雪兎の店にカーリンさんがやってきた。
「人類の遺産だって?」
彼女が持ち込んできた金貨には大きな秘密があるようだが…。

感想
シリーズ第3弾です。
今度は金貨を巡って、調査をしながら青幻のメンバーと戦うことになります。

やってることは1,2巻と同じですが、今回は一冊で完結しない大きな話になっています。
他にも、カーリンさんと手を組んだり、重傷を負って新しい力に目覚めたり…、 新しい展開を感じさせます。
しかし、 結局やることは美術品の調査と、青幻との戦いです。 もう一つ言えば、新しい能力が式神召喚のため、戦闘がさらに複雑になってしまいました。 
少しは変化があったのですが、このまま続けばすぐに飽きてしまうような気もします。

重傷を負う場面もありますが、ハッピーストーリーで、のんびりと安心して読める作品です。
私の評価は、「平均より少し上」です。



伝説の鍵とドジ妖精―ラジカルあんてぃーく〈4〉  ★★★
 伝説の鍵とドジ妖精―ラジカルあんてぃーく〈4〉

 著者: 清水 文化

 ISBN: 4829114061
 発売年月: 2002/01
 本体価格:¥ 546

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
カーリンさんと浄魔のアンフォラ探しを始めた雪兎。 しかし再び青幻が立ちはだかる。
「チビ妖精を預かった。返して欲しくば、ローマ金貨を持って来い」
アニスが捕まってしまい、雪兎は冷静さを失ってしまうが…。

感想
シリーズ3巻目です。
カーリンさんとアンフォラ探しをはじめるのですすが、アニスが青幻に捕まり、 いつもと同じ戦いになります。

アンフォラ探しの旅に出たのに、その話はほとんど無く、結局地元での行動となってしまいます。
そのため1,2巻と同じような展開です。 そろそろワンパターンな感じがします。
戦闘に少し変化があるのですが、 主人公ではなくカーリンが強くなってしまい、雪兎の弱さが強調される状態になっています。 主人公が弱いのは面白くないと思います。 頭がよさでカバーしていますが、 それにしても物足りないです。
美術品の豆知識は相変わらずでてきますが、それほど面白くは感じなくなりました。
最終的に、まったく関係の無い女神が一人増えるだけです。 毎巻で女神が増えていますが、もしかしてモテモテ話のなっていくのでしょうか?

レベルの高い作品だとは思うのですが、盛り上がりの無いワンパターンが続きすぎです。
私の評価は、「平均レベルくらい」です。



聖なる山とドジ妖精―ラジカルあんてぃーく〈5〉  ★★★
 聖なる山とドジ妖精―ラジカルあんてぃーく〈5〉

 著者: 清水 文化

 ISBN: 4829114991
 発売年月: 2003/02
 本体価格:¥ 588

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
加々美の霊障を治すために、アンフォラ探しを続ける雪兎。 とうとうそのありかを見つけるのだが、青幻に先をこされてしまう。
「いそいで追いかけよう。」
吹雪のなかで追撃戦をしかけることになるのだが…。

感想
シリーズ5巻目です。
前巻で達成できなかったアンフォラ探しを行います。 最初はゆっくりと会話をしながら壷をさがして大学などを巡ります。 最後に壷のありかが判明して、雪の修行所で青幻と決戦を行うことになります。

結局いままでと同じ内容なのですが、決戦の場が『吹雪の修行所』なのでちょっとは雰囲気がありました。
しかし、不満も多くあります。 結局このシリーズはこれで終わりなのでしょうか? 幼馴染の女の子の霊障が、戦いの中で偶然直ってしまい、ハッピーエンドになりました。 このネタで引っ張ってきた割には無理やりな終わり方です。
最後ですが、特別な話があるわけではありません。 ストーリが進んだから終わるのではなく、作者の骨董品のネタが切れたから終わるのかと思わせるような、なんの盛り上がりも無い普通の話でした。
最初は期待していたシリーズなのですが、主人公の活躍が特に無かったですし、 ストーリー性がなく、毎巻で骨董品を賭けて戦うだけの話でした。

変な解決でしたが、最近だらだらしてきたので、この辺で終わってよかったのかも?
私の評価は、「平均より少し上」です。



至極のカオスでぇーと―ヘッポコあんてぃーく  ★★★
 至極のカオスでぇーと―ヘッポコあんてぃーく

 著者: 清水 文化

 ISBN: 4829129913
 発売年月: 2000/08
 本体価格:¥ 546

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
短編話が6つあります。
妖精・アニスが雪兎の元にやってくる話。 第一級福神・疫病神がやってくる話。 雪兎と加々美がデートをする話。 雪兎の虫歯を居候の精霊たちが術で治療する話。 福娘・ユエメイがやってくる話。 アニスが迷子になる話。

感想
シリーズ番外の短編話です。 
本編とはまったく関係の無い話です。 どのタイミングで読んでも問題ないと思います。
6話もあり、それぞれが短い話です。

短編話なのですが、それぞれが目的のある話なので、美術品を鑑定しながら戦うだけの本編よりもストーリー性があります
さらに複雑な戦闘話がなく、読みやすかったです。
ちょっと話が短すぎるのですが、術があり、笑いがあり、短編話としてはレベルが高いと思います。

短すぎるので感動作とまではいきませんが、ライトノベルらしい作品でうまく話を作っています。
私の評価は、「平均より少し上」です。



下心のケーキ大作戦―ヘッポコあんてぃーく〈2〉  ★★★
 下心のケーキ大作戦―ヘッポコあんてぃーく〈2〉

 著者: 清水 文化

 ISBN: 4829113588
 発売年月: 2001/06
 本体価格:¥ 504

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
短編話が6つあります。
シズクと加々美のケーキ作り対決の話。  正月に神社の白ヘビ様のお参りに行く話。 無許可の妖精アニスが捕まる話。 人間界に旅行に来た妖精たちが騒ぎを起こす話。 カーリンさんが市場で餓鬼と戦う話。  加々美の友人の家で精霊とのトラブルを解決する話。

感想
短編話の2巻目です。
短編話1巻と同じく本編とは関係ないので、いつ読んでも問題ありません。

1巻と同じ雰囲気』というのが正直な感想です。
主人公の活躍や戦い話がまったくないですが、この方が話の内容が濃く感じられました。
恋愛話は少ないですが、精霊達の騒ぎ話をうまく活かしたストーリーで、きれいに話が作られています
短編話なので、無駄な話などはありません。 上記の内容説明で書いたとおりの話があります。

読みやすく、分かりやすい話です。
私の評価は、「平均より少し上」です。



意地と呪いの交響曲―ヘッポコあんてぃーく〈3〉  ★★★
 意地と呪いの交響曲―ヘッポコあんてぃーく〈3〉

 著者: 清水 文化

 ISBN: 4829114258
 発売年月: 2002/04
 本体価格:¥ 546

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
短編話が6つあります。
変な牧師があらわれて雪兎たちと対立する話。 『呪いのレコードを最後まで聞く戦い』の話。 プールでシズクが大暴れする話。 牧師が再び現れて加々美と霊に関わる話。 猫の霊が雪兎に恩返しする話。 最初の短編集で出演した少女・蛍菜が魔法を使う話。 

感想
番外編の3巻目です。
変な牧師の話が印象的です。 雪兎を魔王と呼び、妖精達を退治しようとします。 

短編話も3巻目ですが、メインの登場人物の話が無くなってきたためか、脇役の話になったり、ドタバタするだけの話になったりしてきました。
悪い作品でもないのですが、登場する霊の質も落ちてきて、ダラダラしてきた感じがします。  また、短編集でも主人公の活躍は欲しい所です。
他に言いたいことはありません。 短編話としては普通という感じです。

私としては、本編の裏話のようなのを期待していたのですが…。 
私の評価は、「平均レベルくらい」です。








TOPに戻る


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送