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--- 六塚光 ---



タマラセ 彼女はキュートな撲殺魔  ★★★
 タマラセ 彼女はキュートな撲殺魔

 著者: 六塚 光 : 日向 悠二

 ISBN: 4044707014
 発売年月: 2004/10/29
 本体価格:¥ 560

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内容説明
公園にやってきた三助は近所で噂になっている撲殺魔に襲われる。
「撲殺魔は私」
隣に引っ越してきた少女・夏月から真実を聞かされる。
幽体から武器を生み出せる能力・タマラセを使い、一般人がタマラセの力に目覚めるのをとめるのが目的だと彼女は言うのだが…。

感想
能力者による戦闘話です。細かい設定が多いです。
タマラセの力を持つ一族の血を飲むと、一般人も限定的だがタマラセ能力が使えるようになります。 ヒロインもこの一族です。
タマラセ能力に目覚めた一般人は、狂人になる可能性があります。
主人公&ヒロイン達は、犯人が血を飲ませた方法を調べるのですが、 能力に目覚めた人間たちが敵味方に分かれて戦います。

うーん。 面白そうだったのですが、実際読んでみると微妙です。
タマラセ能力を持つ一族の話は設定が細かいのですが、 能力者たちが戦いで使う武器能力の説明は少ないです。 登場人物が多いこともあるのですが、 戦闘中に登場人物の個性が感じられない結果になってます。
戦闘がメインのようなのに、戦闘が盛り上がらないと…。 恋愛話も薄し・・・。 武器がそれぞれ異なるのだからもっと特性を区別すればいいのに…。 戦闘は騒いでいるだけで、けっこう無駄にページを使っています。
気になる設定もありました。 「狂人になってしまった人は殺すしかない。」とか「かわいい立場で登場した女の子が顔に大きな傷を負ってしまう」 とか・・・。  このシリアスは評価が難しいです。 面白いのですが、やりすぎだとも感じます。
続巻が発売されるようだし、タマラセを説明する巻だとすれば、悪い作品ではないかもしれません。 主人公のタマラセ能力も発展途上のようだし、これから魅力が出てくる可能性もあります

一部、説明が長い場面もありますが、読み難いというほどではありません。 気になるのが犠牲者は多いことです、主人公達は明るく終わっていますが、ちょっと微妙…。
私の評価は、「平均レベルくらい」です。








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