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--- 緑川七央 ---



鎖ざされた窓―Dual Wendy  ★★
 鎖ざされた窓―Dual Wendy

 著者: 緑川 七央

 ISBN: 4086142449
 発売年月: 1996/10
 本体価格:¥ 460

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
「わたし、魔法がつかえるんだ」
金髪だが生粋の日本人であるウェンディは、 彼女は”他人の心を感じる魔法”が使えた。、 彼女は、ふとしたころからクラスメイトの薙沢玲の心の闇に触れる。 玲は愛人の子供だからと、家族に疎まれているのだった。
玲を助けようとするウェンディだが、 そんなとき起こった玲の兄の死に、ウェンディは疑いを持ち始めた。

感想
おてんばな女の子と、心に傷を負った少年を中心とした、青春物語です。 
玲の私生活を中心とした話で、 クラスメイト達が大きく関わってきます。 しかし、恋愛要素は最後まで進展がありません。

私には理解できない作品でした。 「少年少女の心の問題」みたいな話をメインに書こうとしているみたいで、傷つきやすい少年の心を前面にだして説明しています。  まじめで重い話なので、話についていこうとすると疲れます。
特殊な能力をもつ登場人物がいたり、人が死んだりしますが。 それはメインの話ではなく、それによって引き起こされる少年少女たちの行動・考え方がメインです。 そのためストーリー性が弱いというかメリハリの無い話になってます。

ハッピーエンドなのかどうかよくわかりません。 結末では、玲の性格は良くなっていますが、 現実的な生活環境はよくなってないような・・・。 すっきりしない話でした。 
私の評価は、「低い評価」です。









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