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★★★
神秘の世界 エルハザード〈上〉
著者: 倉田 英之 : 林 宏樹
ISBN: 4199000224
発売年月: 1996/02
本体価格:¥ 520
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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★★
神秘の世界 エルハザード〈下〉
著者: 倉田 英之 : 林 宏樹
ISBN: 4199000232
発売年月: 1996/03
本体価格:¥ 520
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
科学の実験をしていた高校生・水原誠は、機械の暴走により異世界・エルハザードに飛ばされてしまった。 いっしょに飛ばされた、幼馴染の女の子・菜々美や、国語教師・藤沢と協力して元の世界に戻ろうとするが、 誠のライバルを主張する生徒会長・陣内がエルハザードを支配しようと誠たちの前に立ちはだかる…。
感想
アニメなんかで有名な世界だと思います。 ただし内容は小説版オリジナルの展開です。
戦いがメインのように見えますが、ギャグアニメ?ですし、 登場人物は圧倒的に女性が多く、恋愛話も混じっているものです。
内容を説明しますと、 エルハザードは巨大な虫のような生物・バグロムがいる世界で、水原誠・菜々美・藤沢は人間側に協力して、王女様や大神官と協力して、陣内が率いるバグロムと戦いうことになります。 戦いの切り札として、3体の鬼神・イフリータと「神の目」と呼ばれる古代兵器の、取り合いになります。
かなり軽い雰囲気で、悪くはない作品ですが、エルハザードの面白さは小説だけでは伝わりにくいと思います。 基本的にアニメ向けの世界です。
アニメと異なるのは、 アニメでは鬼神は1体でしたが、小説では3体になり、それぞれ性格もかなり違っています。 そして小説版の結末は、とりあえず元の世界には戻れないことになり、それぞれの歩む道は…。 みたいな「良い話」として終わります。
美女がでてくる話とか、話の「明るさ」というか「軽さ」みたいなものがアニメのほうが分かりやすいと思います。 そのため、ライトノベルとしては低く評価していますが、エルハザード好きとしては良かったと思います。 アニメを見た上で小説を読んだほうがいいのではないでしょうか。 小説版としてはルーン王女が幼い感じで、誠のことが好きだと言う設定が私は気に入りましたが…。
私の評価は、「平均レベルくらい」です。
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