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--- 高野冬子 ---



誘鬼の太刀  ★★★
 誘鬼の太刀

 著者: 高野 冬子

 ISBN: 4086144301
 発売年月: 1998/02
 本体価格:¥ 480

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
弓の形をした島国「輝島」。 その東端に位置する大宮から神刀「日狩」が盗まれた。 問題ばかり起こしている巫女・千夜は、巫女長たちに呼ばれ、盗まれた日狩が千夜の実家である城にあることを聞かされる。 
「必ず取り返してまいります」
妹の結婚祝いとい名目で実家に帰り、盗まれた刀探しをすることになった千夜だが、城では鬼が出没するという噂が流れていた。

感想
独自の世界観をもつ話ですが、雰囲気は日本の江戸時代かな? 着物をきたり、馬に乗ったり、刀を振り回したり…。
切った者を「鬼」にする妖刀を取り戻すために、実家に戻ります。 大部分が実家に戻っての人間関係の話と、刀探しです。 最後は鬼が登場して戦いになります。

ストーリーの最初から評価をしていきますと、 最初の数ページは「島の歴史」などが書かれてしましたが、まったくストーリーと関係ありませんでした。
その後、終盤までは極秘に刀探しをやるのですが、城の中での話は良かったと思います。 ひさしぶりの再会で、他人行儀な両親との間に微妙な緊張感があったり、昔と変わらず慕ってくれる妹に振り回されたり…。 面白いというほどではありませんが、十年ぶりに実家に帰った姫の話です。 読みやすかったこともあり、一気に読み進みました。
後半に入って暗い話になります。 鬼との戦いになるのですが、鬼の正体はかわいそうな女の子でした。 話としては悪くないと思うのですが、ライトノベルとしてはもうちょっと明るくして欲しかったです。 

バットエンドではありませんが、 切ない終わり方でした。 お転婆な姫という設定だったんだから、もっと乱暴で明るい話にしてもよかったと思うのですが・・・。
私の評価は、「平均レベルくらい」です。








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