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★★★★
白蛇の迷宮―必殺お捜し人
著者: 小林 めぐみ
ISBN: 4829126884
発売年月: 1996/06
本体価格:¥ 571
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
なんでも捜しだす「捜し屋」の少年ウィル。 彼は貴族からも依頼が来る有名人。
「一人の少女を捜してもらいたい」
幼馴染のマギーとバズを加えた三人組は領主からの依頼で行動を開始するのだが、なんと町の地下で家よりも大きい白蛇を見つけることになる。
感想
シリーズ1巻目です。
それなりに面白い話です。 主人公ウィルは十二歳の少年ですが、冷静な判断力と知識を使って「捜し屋」をしています。 感情移入とは違いますが好きになれる性格です。
基本的に、領主からの依頼で「人捜し」をするのが目的の話です。 最終的に殺人の話や宝の話題がでてきて、話は大きくなるのですが、 周りの状況に流されてそうなるだけで、 人探しがメインで進みます。 宝探し的な雰囲気は薄い印象を受けました。
魔女とよばれる人物がでてきたり、「忘れられた民」が出てきたり…。 小さな町の中での話しなのに、不自然な設定も感じます。
結局、「捜し屋」という話の良さと、展開の「雑」な悪さが混じっている話になっています。
最後には、町の守護神である白蛇が宝を守っているという話になります。 (それでも宝探しはメインでなく、途中からは殺人犯(?)の正体を調べるのが目的になってます…。)
子供なのに冷静で頭が良い少年ウィルをはじめ、登場人物達は好きになれる人物が多いのですが…。
「探し屋」の設定が生かされていないような…。 でも面白いような…。
私の評価は、「高めの評価」です。
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★★★★★
真珠の聖域―必殺お捜し人〈2〉
著者: 小林 めぐみ
ISBN: 4829127147
発売年月: 1996/11
本体価格:¥ 571
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
女冒険家のアリアドニは、100人以上の人間にそれぞれ遺産を残して亡くなった。 ただし、その遺産を受け取るためにはアリアドニの課した「謎解き」をクリアしなければならない。
「死んだあとまで、ちょこざいなばあさんだぜ」
ウィルも彼女の遺産を探すことになったのだが、アリアドニの残す罠に苦戦することに…。
感想
シリーズ2巻目です。
今回は宝探しです。 宝探しの途中で誘拐犯がでてきたり、アリアドニが残した罠もあります。
宝探しですが、暗号などがでてくる展開ではなく、人間関係が重視です。 アリアドニの孫娘の恋話や、アリアドニに恨みを持つ誘拐犯とか・・・。 実は「謎解き」はそんなに複雑ではないのですが、 いろいろな人間の登場により、ウィルは苦戦することになります。
宝探しを目的に登場人物たちで「騒ぐ」話ですね。
船の中で鍵を使ったら、一度船が沈んで、また元に位置に戻る罠ってどうやって作ったんでしょうねー? 馬車などが使われている世界観だったはずなのに…。
宝探しから話がそれることが多く、頭脳戦が続くわけではないのですが、 最終目的に宝探しがあるために読んでいて期待がもてる気持ちがありました。 途中で真珠が入った豪華な「ハズレ」があったのも気持ちよかったです。
結末は単純に「宝」ではないのですが、楽しめました。
このシリーズは、ウィルが謎を解いて「宝の場所がわかった」と言い立てる展開になります。 読者もいっしょに考えるタイプではありません。 しかしウィルの知識や、関係者の考えを推測したりする手腕に、感心してしまいます。
私の評価は、「高めの評価」です。
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★★★★
妖精の奇蹟―必殺お捜し人〈3〉
著者: 小林 めぐみ
ISBN: 4829127414
発売年月: 1997/05
本体価格:¥ 588
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
「家を捜してくれ」
捜し屋ウィルのもとに、家を盗まれたと言う依頼人がやってきた。 犯人の目的は木材だったようなのだが、なぜ木材が狙われたのか?
ウィルはマギーとバズを連れて家を捜し始めたのだが…。
感想
シリーズ3巻目です。
「家」探しから始まるのですが、 それは重要な話ではなく…。 後半から話が急展開してウィルの敵が登場します。
前半は、盗まれた家の調査でいろいろ歩き回る話ですが、 後半に入ってから宝探しから話が飛躍します。 簡単に言うと、神が起こす「奇蹟」は本当にあるのか? と言う話になります。
オーパーツなどの科学では証明できないものを処分する集団があらわれ、木材の中から「妖精」を見つけたウィルの前にたちはだかります。
この巻は、次回以降の話もプロローグのようなものでしょうか? 家捜しはそれなりに面白かったですが、「奇蹟」などの話がでてきて次巻以降への期待のほうが大きいです。
最終的に、「妖精」の取り合いになるのですが、 それの正体はハッキリせず、奇蹟を処分する「奇蹟ハンター」がウィルに負けて「妖精」を置いて逃げていきます。
当初、私が思っていた「頭脳戦による宝探し」とは異なってきましたが、面白い展開だと思います。
私の評価は、「平均より上」です。
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★★★★
霊童の系譜―必殺お捜し人〈4〉
著者: 小林 めぐみ
ISBN: 4829127694
発売年月: 1997/09
本体価格:¥ 546
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
大都市ゼフィッツにやってきた捜し屋ウィル。 そこで家出してきたマギー&バズと共に、仕事をすることになった。
「俺たちに、占いに現れた、いるかいないかも分からない子供を捜させようとしてない?」
ウィルに与えられた仕事は、占いに現れた「お坊様の生まれかわり」を探し出すことだった。
感想
シリーズ4巻目です。 いままでとは場所を変えての話です。
前半は、占いにしたがって子供を捜しだす話。 後半は、目的の子供が2人も現れ、どちらが本物なのかという争いが起こります。 それにより暗殺事件まで発生します。それを解決するのがウィルの仕事となります。
「探し屋」という設定なのですが、いろいろな事件に振り回される「何でも屋」と言う感じです。 ストーリーの方向性が何度も変わります。
序盤は、難しそうな占いの推理から始まるのですが、ウィルが一発で解決します。
1〜3巻でも感じていたのですが、大人びたウィルが事件関係者の陰謀や、思惑を推理して、事件を言い当てる「一発解決話」が強いです。 それでも今までは「捜し屋」の要素があったのですが、今回は完全に「一発解決話」がメインになってしまいました。
結局どんな話かというと、地位の高いお坊さんの後継者争いです。 貴族・王族・お坊さん 達の思惑がいろいろでてきます。 勢力関係が細かく設定されていますので理解しながら読む必要があります。
話の途中では複雑なように感じました。 例えば子供探しだったはずなのに、いきなり殺人事件が起こります。 全然前触れも無く、私は混乱しました。 しかし最終的に話が簡単にまとまって、気持ちよく終われたと思います。
ハッピーエンドというか、事件がきれいに解決したという話です。
私の評価は、「平均より上」です。
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★★★
名画の受難―必殺お捜し人〈5〉
著者: 小林 めぐみ
ISBN: 4829127937
発売年月: 1998/01
本体価格:¥ 546
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
「『死の舞踏』を知らないか?」
男は突然 ウィルにそう尋ねた。 思わず逃げ出すウィル達だが、結局『死の舞踏」という絵を探すことになってしまう。 しかしこの絵には奇怪な噂があって…。
感想
シリーズ5巻目です。
またまた前巻と展開が違います。 本当に「何でも屋」という感じです。
芸術家の男のために『死の舞踏』という絵を探すことになります。 絵はすでに無くなっているのだけれど、下絵が何十枚にも分かれて残っています。 ウィルの仕事は、別の場所にある残り1枚の下絵を運ぶだけです。
設定は面白いものでした。 「下絵を1枚だけ所有すると呪われてしまう」という話です。 でもすべての下絵が簡単に集ってしまうので、話の中では呪いが起こりません。
泥棒が現れて騒ぎになるのですが、特に意味の無い話だったし…。 呪いの正体もハッキリしなかったし…。
最終的に、下絵が全部集まっておわります。 「捜し屋」の活躍があまりない話です。 呪いの話を調べたり、泥棒騒ぎでドタバタするだけで一冊が終わります。
絵の設定は面白かったのですが、 盛り上がることもなくハッピーエンドになりました。
私の評価は、「平均レベルくらい」です。
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★★
勇者の聖戦―必殺お捜し人〈6〉
著者: 小林 めぐみ
ISBN: 4829128151
発売年月: 1998/05
本体価格:¥ 546
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
夜中、ウィルの家に客がやってきた。
「とらわれの姫君を探してほしい」
古くさい剣士の格好をした老人は、そう依頼をした。 ボケてしまった老人の依頼に振り回されるだけのウィル達だが、なんとこの事件の裏には大きな秘密が隠されていた…。
感想
ボケた老人に付き合いながら、「姫君」の手がかりである石版の調査をします。
ボケた老人の過去や石版を調べる話が大半で、特に意味の無い一冊に思えました。 ただ、最後に大きな事件がおこり、新たな敵(?)のような集団に捕まり殺されそうになります。
なにがやりたいのか良く分からない一冊でした。 またもや「捜し屋」の仕事を全然やっていません。 一応、石版の調査をやっていますが、本を調べただけだったような…。
面白い話でもなく…。興奮する話でもなく…。 このシリーズは、いままで「宝探し」「人探し」「呪いの話」など面白い設定があったのに、ボケた老人が言う「姫君」にも深い意味があるのだと、期待しながら読んでいました。 しかし読み終わってみると、 「それだけか?・・・」という冷めた気持ちです。
読んでいる途中は、意味深な事件が続き、期待できそうな話に見えるのですが、 実は特に意味が無く、「本で石版を調べて協会に行くと襲われた」というだけです。(過去の戦争の裏話が長々とあるのですが…)。
話の盛り上げ方はうまかったのですが、すべてが分かると単純な話で、読み終えた後の後味はイマイチです。
よみやすい作品で、読んでいる途中は期待感で面白く感じました。
私の評価は、「平均より少し下」です。
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★★★
紋章の秘密―必殺お捜し人〈7〉
著者: 小林 めぐみ
ISBN: 4829128364
発売年月: 1998/09
本体価格:¥ 546
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
「ぼくたちの結婚をぶち壊す為に君たちに捜してほしいもらいたいものがあるんだ」
結婚を望んでいない二人がウィルに依頼をしてきた。 結婚を壊すために特別な紋章が書かれた旗を探し出すことになったウィル達。
感想
シリーズ7巻目です。
メインの話としては、結婚させられそうになった幼馴染の二人組がやってきて、結婚を壊して欲しいと依頼していきます。 話の大半がこの二人組のドタバタさわぎです。
しかし、話はこれだけでなく。 旗の捜索中に、余談がいくつかあるのですが、そのすべてで「首飾り」がでてきます。 そしてメインの話でも旗は結局見つからないのですが、代わりに「首飾り」を見つけることになります。
ちょと複雑になってきました。
つまり、この結婚を壊す話はカモフラージュで、「首飾り」を4つ探し出すのが目的の話でした。 でもその話は次の巻を読まないとわかりません。 この一冊はすべて新たな事件のプロローグでした。
一応、結婚を壊す話は、しっかりと内容があり、幼馴染の二人がドタバタするのは面白いと思いました。
いままで、巻が変わるごとに話が変わり、方向性が分からないシリーズだったのですが、ここにきてやっと大きな話の方向性がでてきたという所です。
私の評価は、「平均より少し下」です。
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★★
虹色の財宝―必殺お捜し人〈8〉
著者: 小林 めぐみ
ISBN: 4829128615
発売年月: 1999/01
本体価格:¥ 546
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
ウィルは目が覚めるとヤギに囲まれていた。
「ここ、どこお?」
いきなりの事態に、ウィルは自分の置かれている状況を考えなくてはいけなくなった。
一方、マギーとバズはウィルを捜してゼフィッツイで情報収集をはじめるが、そんな二人に危険がせまる…。
感想
シリーズ8巻目です。 この話は7巻目から始まっていて、さらに9巻に続きます。 この巻だけよんでも理解できないでしょう。
前巻で「首飾り」を集めたのが事件の発端で、ウィルが未知の土地に連れてこられました。 それが戦争に関係ありそうだと言う話です。 後は事件にまきこまれながら、秘宝に関する情報や、それに関して動いている勢力の状況を集め、推理しながら行動しています。
ウィルはウラドー、マギーとバズはゼフィッツイ、と場所は異なりますが、とにかく襲われ続けます。 その中で、情報を集め、事態を理解しようとする話です。
かなり複雑な話です。 かなり多くの勢力があるのですが、誰と誰が手を組んでいるのかわかりません。 戦争をたくらんでいる勢力や、秘宝を狙っている勢力があります。
文章的には難しくないのですが、積極的に動いている勢力が多すぎて、話の全体像がさっぱりわかりません。 しかし、一つ一つの事件は単純なことと、ときどき集めた情報を整理することがあるので、重要な部分だけは理解できるのですが…。 うーん。
「戦争」や「秘宝」にまつわる事件に巻き込まれるわけですが、「捜し屋」の話はどこいったのでしょうか? 一応いろいろ推理する話ではあるのですが…。
この巻だけを評価しても意味が無いのですが、 事件が多すぎて整理するのが難しいという感じです。
私の評価は、「平均より少し下」です。
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★★
世界の終末―必殺お捜し人〈9〉
著者: 小林 めぐみ
ISBN: 4829128887
発売年月: 1999/05
本体価格:¥ 546
amazon 紀伊國屋 JBOOK
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内容説明
神をしのぐ力が手に入るというシノン文明の残した「エテメンキ」の元にたどり着いたウィル
「エテメンキは動かさせねえよ」
一方、マギーとバズも世界大戦をたくらむ武器商人に捕まってしまうのだが…。
感想
シリーズ最終巻です。やっぱり難しくなりました。
簡単に言うと、 ウィルは秘宝にたどり着き、 マギーとバズは世界大戦をたくらむ武器商人と対することになります。
他にも勢力はいくつかあり、前巻と同様に戦いが続きます。
話を大きくしすぎだと思います。ウィルは秘宝のありかまで行く話が適当だし、 秘宝を開放するための23枚の「鏡」がウィルに関係なく集っているし…。 話が多すぎて、一つ一つの事件を適当に処理して急いでいるのがわかります。
マギーとバズの話も、かなり複雑な状況に立たされたにも関わらず、何の役にもたってなかったような・・・。 結局、貴族のシンシアがすべてを解決しました。 あえて言えば、二人は武器商人を動かすための「餌」になってたのかも・・・。 いままでの話が意味の無いものにされて、盛り上がらない展開です。
結末もイマイチです。世界大戦は防げたのですが、感動のない終わり方でした。 せめてウィル・マギー・バズの再会のシーンや、普段の日常に戻るシーンがあるべきだと思います。 ウィルがエテメンキがあった遺跡にいるところで話は終わっています。
シリーズ九冊での評価ですが、
序盤は、「捜し屋」で宝捜しのような雰囲気があったのですが、 後半から別の話になりました。 しかもウィルたちが無理やりに巻き込まれる展開で、 積極的に「捜す」話はありません。 私としては「捜し屋」の設定を大切にして欲しかったのです。
さらに序盤は、「意味深な謎」が楽しく思えたのですが、 後半から複雑な設定になりすぎて、頭の中で整理するのが難しいだけになりました。
盛り上げ方のうまい作品だと思うのですが、後半に話を大きくしすぎたのは不満があります。 私が最初に感じた「捜し屋」のイメージと違いすぎました。
話の書き方は読みやすいですし、登場人物もわかりやすい人間が多いのですが・・・。
私の評価は、「平均レベルくらい」です。
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