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--- 伊豆平成 ---



PATRONE―護民官ルフィ&ワイリー  ★★★★
 PATRONE―護民官ルフィ&ワイリー

 著者: 伊豆 平成

 ISBN: 4044196044
 発売年月: 2000/12
 本体価格:¥ 580

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
美少女護民官ルフィは、”ロマヌアの悪魔”と言われる泥棒・ワイリーを護送する任務を受けた。 単なる護送だったはずなのに、旅の途中ルフィを狙う刺客が現れる。
「でも誰が?、何のために?」
さらに偽ワイリーによる誘拐事件まで起きて大変なことになっていく。  

感想
護民官ルフィーが泥棒ワイリーを護送する旅ですが、 道中、事件が続きワイリー護送に裏があることに気づきます。 そして最終的にワイリーと協力して事件の黒幕の陰謀を防ぐことになります。

まったく違う立場にいる2人の旅で、 2人とも主人公という形になってます。 2人の心情を描写していますので、どっちにも親近感がもてます。 特に2人の会話はそれだけで面白いと思えます。
事件に対応しながらの旅を目的として始まりますが、ただ陰謀にまきこまれていく話とは違うのは、ドタバタしながらも、冷静に分析しながら行動していくというところです。 敵の正体も目的も分からない状態から、 事件を分析していきます。 魔法も少しでてきますが、使えば必ず痕跡が残るものとされ、推理するための道具程度につかわれています。 
法を守る護民官の女の子と、女子供は襲わない盗賊の、コンビのやりとりが面白いのに、裏にある話を推理していくのが好きになれました。 ただ、やりすぎだと感じる部分もあります。 ワイリーが特殊な能力を最後まで隠してたり、一般人だと思っていた人が悪者だったり、死んだと思ってた奴が生きていたり、 護送ルートが知られた理由を隠してたり、  最後には全部わかってくるのですが、多くの話を隠しすぎのようなきもします。 2人がそれぞれ犯人の目的などを導き出した推理を理解しようとすると、2回読まないと理解しづらいかも?

セリフは多めで文章的には読みやすいです。 結末もいいと思います。 似たような作品が少なく、印象の良い作品でした。
私の評価は、「高めの評価」です。



PATRONE(パトローネ)―仮面の少女  ★★★★★
 PATRONE(パトローネ)―仮面の少女

 著者: 伊豆 平成

 ISBN: 4044196052
 発売年月: 2001/05
 本体価格:¥ 540

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
ルフィーの助手をすることになったワイリー。 彼は殺人事件を調べることになったが、なぜかその場にいた仮面をつけた第一発見者に命を狙われることになった。 
「お前、必ず殺す! 私は殺さなければならない」
こんな状況で殺人事件を調査しなければならないのに、ルフィーとワイリーは誤解で喧嘩をしてしまい、別々に行動することになってしまう。

感想
シリーズ2巻目です。
ワイリーが護民官助手としてルフィーと殺人事件を調査していく話です。 序盤で喧嘩別れをするのですが、それぞれ別行動をしながら2人とも犯人に近づいていきます。 最後に犯人を追い詰めるまで別行動することになります。
推理物に近い雰囲気を持っていますが、犯人を追い詰めるのが目的の話です。

今回も多くも問題をかかえています。そのなかで別々に行動します。 つまり、2人の視点を順番に入れ変えながら、話を進めていくわけです。 ときどき2人の行動が相手側に影響を与えながら進みます。  最後に2人が出合ったところで問題がすべて解決していきます。 登場人物は多いですが、メインはこの2人だけです。 
やはり一回読んだだけでは、理解できない部分がありました。 話を単純にしないように多くの要素が混じっています。 しかし、これはこのままでいいと思います。 2人が少しずつ問題を解いていくのが面白いです。
蛮族の女に殺されそうになったり、事件解決までの時間制限があったりなどして、かなりドタバタと動き回る展開です。 早い展開ですが、今回は中盤で犯人が異国の人間だと教えてくれます。 そして護民官らしく、法律やオキテをうまく使って解決してきます。 

やはりセリフ多めで、ハッピーエンドです。 
私の評価は、「高い評価」です。








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