TOPに戻る

--- 飯泉聡 ---



海賊船ウォースパイト号  ★★★
 海賊船ウォースパイト号

 著者: 飯泉 聡

 ISBN: 4257768568
 発売年月: 1998/10
 本体価格:¥ 515

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
20世紀初め。 この時代にも大海原を自由に駆け巡る海賊達がいた。
「無礼者。わたくしはベルダン王国第三王女、オリオールであるぞ。」
襲った船に乗っていた家出中の王女のおかげで軍艦に狙われることになってしまい…。

感想
海賊が主人公の話です。
海賊が襲った船の中に、親族に命を狙われて家出してきた姫が乗っています。 その姫に巻き込まれて、首都から遠く離れた場所で独立国家を作るのを協力することになります。  後半は、陸上戦や占拠した港の防衛戦などをやります。

海賊船がとありますが、状況がころころ変わり海賊船のイメージは強くありません。展開は早いです。
最初は、カッコつけて客船を襲うところからはじまるのですが、悪者以外の何者でもなく、好きにはなれません。 
中盤以降は、やたら元気な姫が現れて面白くなりそうだったのですが、姫の出番は少なく、男達だけで、戦闘や戦術の話ばかりが最後まで続きます
塔の中に閉じ込められた姫をたすけたり、要塞に閉じこもって防衛戦、素手での戦いなど、状況はいろいろあるのですが、戦いばかり続きすぎて、メリハリがなかったです。 
登場人物たちは明るい性格にもかかわらず、ストーリーは戦争話に近い感じだったので、私の好みではありませんでした。 メインの仲間は大丈夫ですが、それ以外は多く人が死んでます。 カッコつけた男達が国を二分して戦うイメージが強いです。 軽くない作品です。 古いソノラマ文庫の作品によくある雰囲気。

悪くはないですが、私は好きではないということで…。 恋愛話も全然なく、戦闘話が好きな人向けかな。
私の評価は、「平均より少し上」です。








TOPに戻る


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送