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--- ひかわ玲子 ---



三剣(みつるぎ)物語〈1〉炎の剣  ★★★
 三剣(みつるぎ)物語〈1〉炎の剣

 著者: ひかわ 玲子

 ISBN: 4044122016
 発売年月: 1990/08
 本体価格:¥ 483

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
大気の中を漂う9つの浮遊大陸。 それはこの世界が精霊に見捨てられ、加護を失ったという証だった。
しかし精霊に愛された子供達が、三つの剣をみつけだせば、再び世界は元にもどるという。
「三剣の子供が生まれたぞ!剣の英雄が現れる!」
そんなとき、剣の復活を阻止するアーゼンの魔王子の魔の手が…。

感想
独自の世界観で、戦いをメインとした話です。 <炎の子>セネリオが主人公で、<水の子>オルファリア、<大地の子>ルオー がいます。
前半は、精霊の子である3人が隔離されて育てられる話。 後半はオルファリアとルオーがさらわれ、セネリオが一人で戦う話になります。

悪くない話ですが、感情移入できないです。 ギャグも恋愛話もなくて、真面目な話です。 さらに主人公のイラストが表紙以外にありません。 親近感が全然もてないです。
9大陸にそれぞれ国があるのですが、全部「ア」から始まる名前で覚えにくい上に、自分勝手な王が多いです。
最終的に、セネリオがを精霊王から炎の剣を授かって、ピンチを乗り越えるという話です。 最後は気分良く終われました
私の印象としては、悪くない設定のはずなのに、気持ちが乗らない作品です。

全員まじめな性格なため、重い雰囲気です。
私の評価は、「平均レベルくらい」です。



三剣(みつるぎ)物語〈2〉氷の剣  ★★
 三剣(みつるぎ)物語〈2〉氷の剣

 著者: ひかわ 玲子

 ISBN: 4044122024
 発売年月: 1991/02
 本体価格:¥ 483

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
炎の剣を手に入れたセネリオ。
彼はさらわれた <水の子>オルファリアと<大地の子>ルオーの情報を集めるために、敵の本拠地に奴隷として乗り込むことにした。
「オルファリアを探しに来たんだ! 彼女に会うために!」
<水の子>の情報を手に入れることができたのだが…。

感想
シリーズ2巻目です。
前半は、敵の本拠地に乗り込む話、オルファリア仲間を探すために氷の大陸に向かう話です。

結論を言ってしまえば、仲間を助け出して<水の剣>を手に入れるという話です。
敵の街に行く話があるのに、あまり印象に残ってないです。 淡々と話が進みすぎです。 セリフも少なくないのですが、10行以上にわたる「語り」が多く、盛り上がる雰囲気が全然なかったです…
本当に、あらすじで書いた話が、淡々と進みます。 

何がやりたいのか分からないです。 戦いといってもそれほど激しい戦いはやらなし。 最終的にはハッピーエンドなのですが…。
私の評価は、「平均より少し下」です。



三剣物語〈3〉大地の剣  ★★
 三剣物語〈3〉大地の剣

 著者: ひかわ 玲子

 ISBN: 4044122032
 発売年月: 1991/09
 本体価格:¥ 438

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
セネリオ達は2つの剣を手に入れたのだが、<大地の子>ルオーは魔王子に操られ、敵として立ちはだかる。
「十の大陸をひとるにするために……アーゼンへ」
セネリオはルオーと世界を救うために、敵の本拠地に総攻撃を提案する。

感想
シリーズ最終巻です。
前半は、9大陸の王達が口喧嘩する話。 後半は、<炎の子>と<水の子>の二人が9大陸をまとめて最終決戦をおこなう話があります。

9大陸の王が自分勝手なことばかり言って、主人公達は「僕達は精霊の加護を受ける資格はないのか」みたいな暗い考えが多い一冊でした。
最後は、負けそうだったのですが<大地の剣>を手に入れて、剣の力で敵を一瞬で倒します。 「でも、それって主人公達の活躍ではないじゃん!」 戦いは本当にアッサリ終わります
盛り上がりのない終わり方だった…。


シリーズ3巻の話です。
明るい雰囲気がなくて、感情移入できないシリアスな話でした。 それでも感動があれば良かったのですが、主人公達の活躍が目立たなくて、淡々と話が進むばかりでした
しかし、世界観はかなり面白いと感じました。 炎・水・大地と、ライトノベルらしい設定で、剣を見つけていくというのは流れとしては良かったと思います。 全3巻で一冊ごとに剣を一つ見つけるというのもバランスが良かったです。

やっぱり最後まで淡々と進む話でした。 <炎の子>と<水の子>は結婚するらいしですが、全然色っぽい話はなかったです。 結婚話まで感動が無いとは…。
私の評価は、「平均より少し下」です。



三剣物語 外伝―マーシリアのぬいぐるみ戦争  ★★
 三剣物語 外伝―マーシリアのぬいぐるみ戦争

 著者: ひかわ 玲子

 ISBN: 4044122059
 発売年月: 1994/03
 本体価格:¥ 509

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
短編話が3つあります。
セネリオの妹・マーシリアの寝室で、満月の光を浴びた「ぬいぐるみ」が突然に消えてしまった。 マーシリアはぬいぐるみを取り戻すために旅立つことに…。
<大地の子>ルオー。 彼はセネリオやオルファリアと出会う前、孤児院で魔王子に一度狙われていた…。 いったい彼はどのような過去を持つのか。
セネリオを助けることになる騎士・ダイオーンが魔都で暮らした奴隷生活はいったいどのようなものなのか?

感想
シリーズ番外編です。

なにがやりたいのか分からない話でした。
1話目のマーシリアの話は、ぬいぐるみを取り戻すために、夢?過去? みたいな所にいって、世界を救うという話になっていますが、会話が何度かあっただけで何もしてないじゃん! なぜそれで解決? <風の剣>の話もあるが、良く分からない話でした。
2話目は、ルオーの孤児院での病弱な女の子の話ですが、前半は暗いだけの話で、後半は「もっと生きたい」といっている少女を魔王子が瞬殺します。 それはダメだろ…。 
3話目は、騎士ダイオーンが運よく奴隷生活を抜け出すという話。 しかし最後がきれいに終わってないです、「世界を救うために戦いたい」という話で終わりますが、それだけ? 何の面白みも無い話でした。

シリーズ3冊が気に入った人だけ向けの、おまけ作品です
マーシリアはこのシリーズで唯一、明るい性格の人物だったので雰囲気はよくなったのですが、面白い作品だとは思えませんでした
私の評価は、「平均より少し上」です。









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