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--- 古橋秀之 ---



IX(ノウェム)  ★★★
 IX(ノウェム)

 著者: 古橋 秀之

 ISBN: 4840222762
 発売年月: 2003/02
 本体価格:¥ 557

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内容説明
五行算法の使い手・趙五行(ちょうごぎょう)。 彼が集めた達人達に育てられた燕児(えんじ)は、ある日6本指の不思議な腕を持つ少年・九朗と出会う。
「あの坊や、おそらく近いうちに死ぬだろうね」
腕を使い続けると九朗は死んでしまうという。
しかし、趙五行達を襲う敵が現れて、九朗はその腕を使うことに…。

感想
中国風の世界観で、戦いの話です。
前半は、 燕児と九朗の出会いと、本拠地での鍛錬の話。 さらに敵に襲われる話があります。 後半は、燕児や燕児が敵の追っ手に狙われて逃げ続ける話になります。

まったく親しみを持てない作品でした。
登場人物達の名前が中国形式ですし、武器や必殺技も、漢字を並べたものばかりです。 知らない単語も多くて、気持ちが乗らないです。
さらに主人公の少年だと思っていた人物が、実は少女でした。 その結果、メインの男人物は猿と暮らしている少年になってしまいます。 最初に感情移入してしまった人物の性別が変わってしまうと、気持ちが冷めてしまうし、頭の悪い少年には親近感がわかないし…。
イラストがあれば最初から女の子だと分かったのでしょうが、小さな人物画が描かれている以外にはイラストがありません。 このような「話の途中にイラストが無い」というのも好きになれません。

本に書かれている「あらすじ」を読むと「神々」の話がからんでくるとありますが、その話はほとんどありません。 あきらかに中途半端で終わっています。 2巻に続くのかと思いきや、出版されていないし…。 
ぜんぜん始まってもいない作品ですが、今後どうなることやら…。
私の評価は、「低い評価」です。









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