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--- 雨木シュウスケ ---



少女は巨人と踊る―マテリアルナイト  ★★★
 少女は巨人と踊る―マテリアルナイト

 著者: 雨木 シュウスケ

 ISBN: 4829115483
 発売年月: 2003/09
 本体価格:¥ 609

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内容説明
記録の残っていない空白の時代の遺産「ドラグ・ヘッド」。
ドラグヘッドとは人の姿をして感情を持ち、それでいて強大な力を持つ兵器。
「巨人石が…」
旅に出る決意をしたお嬢様レアナ・バーミリオンの目的は…。

感想
シリーズ1巻目です。 独自の世界観による戦闘話です。
前半は、旅の途中で友人ができたり、謎の敵に襲われたりします。 後半は、世界征服を狙う人間や、軍の人間などの正体が判明して、遺産を使った人外の戦いになります。

前半と後半で評価の分かれる作品です。
前半は、お嬢様の旅物語ですが、登場人物全員が何を考えているのか不明なうえ、世界観についても謎だらけです。  まったく状況が分からないのにシリアスな会話や戦いをされても白けるだけでした。
後半に入ると、謎が解けてきて、分かりやすい戦い話になります。 独特の世界観が生かされている話です。 人間のような兵器、巨人石、符術など、見たことも無い世界観を作っていて面白いと感じました。 単純な話ではなく、独特の設定どうしが組み合わさって複雑に展開されます。
最終的に、昔起こった悲劇を繰り返さないために、悪者を倒して平和を守るという話です。 ギャグや恋愛が無く、戦いがメインの話ですが、主人公をはじめ女の子が多く、兵器も意思を持っているので、シリアスですが明るく良い話になっています

後半は面白かったのでが、前半は謎が多すぎて腹が立ったので、評価は低めです。
区切りがよく、終わったようにも見えましたが、謎もいくつか残っていて次巻に続きます。
私の評価は、「平均より少し上」です。









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