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--- 秋山完 ---



ラストリーフの伝説  
 ラストリーフの伝説

 著者: 秋山 完

 ISBN: 4257767219
 発売年月: 1995/03
 本体価格:¥ 509

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内容説明
「私は大丈夫よ。放っておいて」
惑星ラストリーフの草原で、羊飼いの青年アイルは、帝星からやってきた少女・フェンを保護した。
最初は心を閉ざしているフェンだったが、草原に生い茂るハルシオンの香りと、 お人よしのアイルに徐々にその心を開いていく。
平和な時が流れていくと思っていたが、 星中のハルシオンが枯れ始めてから、事件は始まっていく。

感想
「香り」を使った草原の星での物語です。
ラストリーフに茂っているハルシオンは人々の心を穏やかにする力があるため、ラストリーフでは犯罪がおきていません。 しかし 特殊な「香り」の力をもった少女・フェンを探すため、帝星の軍隊が邪魔な香りを放つ草原を枯らせます。 そのためラストリーフでは犯罪が多発してしまうのですが、 ファンが「香り」の力を使ってラストリーフを救おうとします。

私があらすじを書きましたが、 最初から読んでいくと話が理解しにくいと思います。
青年アイルが放浪している少女ファンを保護した後、2人はいきなりラブラブになり平和なときを過ごすのですが、草原が枯れてからは人々の殺し合いが続きます。 このあたりの説明がかなり長いです。 「香り」の話だと理解できていない私は、殺し合いの話が長く続くのに疑問を持ちました。
何がしたいんだこの本は? 殺し合いを読者に伝えたいのか? 後半に「香り」の詳しい話がでてきて、少しずつわかってくるのですが、そのころには読み疲れていました。 セリフが少なめで、文章が長かったです。
最後は、いい話になってました。 「星を救うためにファンが身をささげる」という展開です。 いい話なんだと理解できますが、細かい設定はわからなくなっていました。 

ハッピーエンドでした。 最後は夢の中(?)で2人が会話したり、ファンが脳を半分も失ったのに生き返ったり…。
そのあたりの設定が理解できなくなったのですが、私には読み直す気力はありません。 
中盤あたりが、かなり読みづらく、殺し合いが長くことから、 最後にいい話を書かれても好きにはなれません。
私の評価は、「かなり低い評価」です。








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