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--- あかほりさとる ---



KO世紀 ビースト三獣士〈1〉神霊機(ジン)のピラミッド  ★★★
 KO世紀 ビースト三獣士〈1〉神霊機(ジン)のピラミッド

 著者: あかほり さとる

 ISBN: 4829124490
 発売年月: 1992/07
 本体価格:¥ 479

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
「ヒューマン」が姿を消して1万年。 いまでは獣人とよばれる種族が地球で生活をしていた。 
その獣人の一人、ケモノ族の族長の息子・ワン。 彼は5年に1度開かれる「ジンの心」争奪戦に参加するため、幼馴染のメイ・マー達とピラミッド挑むことになった。
「食い物のためだ。 適当にがんばろっと」
そんなワンの前に、ライバル達やピラミッドの罠が立ちはだかる…。

感想
アニメやゲームであったシリーズで、小説がメインではないようですが、私は小説だけ知らないので完全に小説のみの評価です。
半獣人の登場人物達によるドタバタ・ラブコメです。
主人公はトラ。 ヒロインは魚(人魚)。 食い気しかない鈍感な主人公をヒロインが引っ叩くようなギャグ的な雰囲気です。

低年齢向けの作品だと思いますが、悪くはないと思います。 ベタなラブコメがメインで、それに加え罠だらけのピラミッドを探検するという設定で面白いです。
化け物が出てきたり、自称ライバルのアホなやつが登場したり。 主人公やヒロインもギャグが多く、軽い話になっています。
話の大半がピラミッドの中で戦いをやったり、罠をくぐりぬける展開の話です。 ピラミッドでは怪物がでてくるような罠もあって、なかなか面白いと感じました。
最終的に、ピラミッドから「ジンの心」を持って帰るだけで、 恋愛話に進展があるわけではありません。 まあ、よくある話かも…?

本当にアニメに向いていると思うような、低年齢向け作品です。  感動を期待せずに軽い気持ちで読めばそれなりに面白いと思います。
私の評価は、「平均レベルくらい」です。



KO世紀 ビースト三獣士〈2〉ウラノスの空中城  ★★
 KO世紀 ビースト三獣士〈2〉ウラノスの空中城

 著者: あかほり さとる

 ISBN: 4829125071
 発売年月: 1993/07
 本体価格:¥ 483

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
ピラミッドから無事もどったワン達をまっていたのは、滅んだはずのヒューマンによる襲撃だった。
ワンは村に伝わるジンと共に、囚われてしまうワン。
「俺を離しやがれ!」
ヒューマン達の施設から逃げることに成功したワン達だが、ヒューマン達の攻撃にとうとう追い詰められてしまう。

感想
シリーズ2巻目です。
前半はヒューマンからの逃亡。 後半はロボット戦になります。 最初は小物のロボット戦なのですが、互いに強いロボットを出しあうようになります。

ラブコメではあるのですが、ヒューマンに関する裏話があり、一巻よりもギャグ少なめです。
さらに後半のロボット戦になると、地球の支配者という話をしながら、擬音が多めの戦いになるので、面白くないと感じました。
ただ、文字は少いので、難しいわけでもなく、読みにくいわけでもありません。 ただもうちょっとギャグとラブコメが欲しかった感じです。
最初は3対のロボットなのに合体して大きなロボットになるのは、アニメ重視なんでしょうね…。

一巻よりもマジメな感じで、普通のロボット話になりかけています。 アニメならともかく小説でロボット戦だと、イマイチです。
私の評価は、「平均より下」です。



甲竜伝説ヴィルガスト〈1〉琥珀色の城塞  ★★
 甲竜伝説ヴィルガスト〈1〉琥珀色の城塞

 著者: あかほり さとる

 ISBN: 4829125284
 発売年月: 1993/12
 本体価格:¥ 483

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
見知らぬ世界で気が付いた中学生・瞬は、自分が『伝説の勇者』であると聞かされた。
「そんなものに巻き込まれるなんてごめんだ」
しかし、目の前でリタ姫がさらわれてしまい、瞬は決意する…。

感想
アニメであった話の小説版らしいです。
よくある話ですね。 異世界に召喚(?)された少年が姫を救い出します。

特に珍しい展開はないのですが、しいて言うなら主人公以外にも、その世界の人間で、メインとな戦士が8人いることです。 短い話で登場するにはちょっと多すぎるのですが、擬音だけの戦いや細かな動きを描写するだけの内容ではなく、チームワークによる駆け引きがあります。
後は、姫様の入浴シーンとか、助け出した後の告白タイムとかが印象にあったぐらいかな…。 低年齢少年向けの話ですね。
最終的に、瞬は8人の仲間と共に、邪神を倒すための旅にでるということになります。 
戦闘などは悪くは無いのですが、全体的に見るとストーリーが平凡で普通の人には完全に物足りないと思います。

心の汚れていない少年向けの作品です。 当然、読みやすくハッピーエンドです。
私の評価は、「平均より下」です。



甲竜伝説ヴィルガスト〈2〉朱鷺色の洞窟  ★★
 甲竜伝説ヴィルガスト〈2〉朱鷺色の洞窟

 著者: あかほり さとる

 ISBN: 4829125438
 発売年月: 1994/01
 本体価格:¥ 483

 amazon  紀伊國屋  JBOOK 

内容説明
瞬たちは、闇の世界に通じていると言うアレイ島をめざして船出した。
しかし、海上でおそわれて仲間はバラバラになってしまう。
「みんなが無事ならば、あそこに行けば必ず会える」
別々に目的地をめざすのだが、そこに刺客があらわれて…。

感想
かなり早い展開です。 9人が5組に分かれてそれぞれ刺客と戦います。 それが話の大半を占めます。 それが終わった時点で残り30ページ程度。 そこからこの世界の秘密が明らかになって最後のボスと戦い、戦いの後の平和な世界の話と、瞬が元の世界にもどる話があります。

一応、世界観はちゃんとできています。 アヤフヤな終わり方はしていません。 1巻目で謎だった設定も明らかになります。  しかし最後が早すぎて感情移入する暇も無いと思います。 8人の仲間が1ページで全員殺されてしまうし(エピローグで生き返ります)、 瞬の最後の戦いも1ページしかありません。 短っ。
後は、アニメを見ろということでしょうか? 全然盛り上がりの無い終わり方でした。
中盤にある、5組にわかれての戦いは、キャラクタの個性も活かせた上手な展開だと思えました。 さらに、ほとんどが男女のカップルごとになっているので、恋愛話もそれぞれ違った話があって面白いと感じました
しかし、戦いだけでは感動できないです。 やっぱり最後をうまく終わらせないと…。 無理せずにも一冊書けばよかったような気がします。

読みやすく、設定はできているのに、盛り上げる気が無いような印象を受けました。 手を抜いてる? 話を無理やり短くした?
私の評価は、「平均より下」です。








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